AWS Summit 2018 Tokyo 行ってきました!Day 1 レポート

今年も行ってきたよ!AWS Summit 2018 Tokyo!
https://www.awssummit.tokyo/tokyo/www.awssummit.tokyo

↓飛天の間にそびえるAWSロゴの存在感!

↓ちなみに、去年(2017)の飛天の間


Tech系セッションは後ほど動画が公開されたらリンクを貼りたいと思います。
Day 1のレポートを書いていくよ!↓↓↓

Day1 5月30日(水)

8:30-9:00 アマゾン ウェブ サービス 12年のまとめ ~ Keynote をよりお楽しみいただくために ~

  • イノベーションのスピードが速い。
  • 顧客の要望を元に反映している取り組みが素晴らしい。
  • 日本のAWS Summitは世界と比較しても最大規模とのこと。
  • 世界で100万以上の顧客。日本では10万以上の顧客。少ない?多い?
  • AWSの歴史面白いなぁ。最初はS3から。
    • AWSが生まれた背景はモノリシックアーキテクチャからの脱却も理由の一つなのか。
    • 2枚のピザでお腹いっぱいにならないくらいのチームでマクロサービスを組織。"Two-pizza teams"
    • 初期はConsoleがなかった。
      • 2009年になって、初めてマネージメントコンソールができた。なるほど。
      • Kubernates環境作れるEKS使ってみたい。データサイエンティストって言葉便利だなぁ・・。
所感

AWSJ儲かってんな。
もう少しだけAWSの歴史を深堀りしてほしかったところ。
2006~2009年辺りのもっと濃い話が聞きたかったかなぁ。

10:00-11:30 Day 1 基調講演

  • AWS EDStart
    • 起業家と教育家を支援するためのAWSプログラム。
  • 大阪リージョン
    • ミッションクリティカルなサービスにおいて日本でディザスタリカバリをしたい要望のために生まれた
  • リージョンを結ぶ世界規模のネットワーク
  • クラウドの正しい概念設計を理解しよう
    • AWS Well-Architecture。基調講演でもこの話するのね。
      • 運用性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス、不要なコストの回避
      • ガイドラインとチェックリストとFAQ
      • パブリックに公開中!
  • クラウドエコノミクス(投資効果算定支援)
  • 人材育成
  • Center of Excellence
  • KDDI様セッション
    • 今後のAWSへの期待
      • 障害情報の迅速な連携
      • 大阪ローカルリージョンを正規リージョンへ
  • AWS MIGRATION ACCELERATION PROGRAM
    • ビジネスとテクノロジー両方の支援
    • 50:50で密接した関係で連携することで、初めてプロジェクトを成功に導くことができる。
    • 6つの視点に基づくアセスメントで、課題を洗い出して、最適なクラウドジャーニー計画。
  • 移行自動化へのアプローチ
    • SMS, DMS, Snowball
  • Amazon Elastic File System(新サービス)
    • NFSでアクセス可能な共有ファイルシステム
    • 割り当てられた容量にのみしか課金されない。(ネットワーク利用料とかなし)
    • 既存のLinux環境へのサポート
    • 伸縮性、スループット、スケーラビリティ
  • 大阪リージョンの背景
    • 東京リージョンとシンガポールリージョン利用による分散アプリケーションの構築、ではなくて、日本の中でやりたい。そのために生まれたのが大阪リージョン。
  • ソニー銀行様の事例
    • 地震・停電などのリスク要因を共有しない国内第二リージョンを要望。大阪リージョンになった。
    • 財務会計システム(総勘定元帳)でAWSを採用
  • 損保ホールディング様の事例
    • デジタルディスラプション
      • 保険からサービスに変わっていっている状況がある。保険はデジタルヘルスに統合される可能性。
      • イスラエルとシンガポールにラボを作った。実サービス化したのは10件。42件は実証やトライアルなど。
      • 例:ドライブレコーダーを活用した安全運転支援サービス(DRIVING!)
    • AWSを選んだ理由
      • スピード、コスパ、スケーラビリティ、強固なセキュリティ
  • AWSの歴史
    • 1995:Amazon設立
    • 2006:AWS
    • 2007:Kindle
    • 2011:Amazon Prime Video
    • 2014:Alexa/Echo
    • 2016:Amazon Robotics
    • 2017:Amazon Go
  • スタートアップ支援がある。
    • aws loft TOKYO 2018年10月オープン
      • 目黒駅から徒歩1分
      • テクニカルアドバイス、コワーキングスペース、
      • テクニカルセッション、トレーニング&ブートキャンプ
  • 機械学習の民主化。
    • すべての開発者に機械学習サービスを。
  • ABEJA様の事例
    • 創業6年。車輪の再発明はしない。
  • クラウドへ接続されるデバイスへの取り組み
    • AWS Greengrass
      • IoTデバイスの制御をエッジ側で行う。
    • FreeRTOS
      • Edge側で処理ができるように
所感

まぁ、なんだかんだ言って公式のプロフェッショナル派遣や、プロフェッショナル(エンタープライズ)サポートはすごいってこと。
これを個人の場合、受けられないので四苦八苦するしかないつらたん。でもたのたん。
大阪リージョン設立の背景に顧客要望をしっかりと受け止めようとするAWSの姿勢が見受けられる。

12:00-12:40 【 NTTドコモ様ご登壇事例】NTTドコモの AI エージェントを支える基盤の作り方

  • AWSは市民革命、Deep Learningは産業革命という表現は面白い。
  • 昔からの技術であるDeep Learningがサーバーの民主化により発展した。
  • Gartnerのトレンド面白い。
  • 先読みエンジン"Sense"
所感

コンピュータの進化によってトレンドになりえる昔からある技術が
他にもあるのだろうか。知りたい。
しかし・・・これはただの自慢話?タイトルと話の内容が合ってないような気がするぞ。
なんかとにかく偉そうだった辛い。それで、AI エージェントを支える基盤、どうやって作ったの??
AWS Summitの場で、SiriやAlexaより先に
音声アシスタントやってたんですよ的な強気発言、意味わからん。
とりあえずエンジニアに感謝しろって言いたくなるわ。

13:00-13:40 Alexa スキル ー ベストプラクティス

  • 自動音声認識(ASR)
  • 自然言語理解(NLU)
  • 音声合成(TTS)
1.設計
  • 戦略的かつ想像的方向性の確率
  • 最も重要なアイテムは?
  • ユーザーフローの開発
  • 発生とレスポンスの準備
  • ポイント
  • 日々使うユースケースを考える。
    • 会話フローがシンプル・音声のほうが楽
    • コンテンツが最新
    • 特別な体験
    • 覚えやすいスキル呼び出し名
    • できることが明確
    • エラーがでない
  • Dialogue Sketch
    • ハッピーパスを記入する
    • スキルフロー・デザイン
2.開発
  • 新機能
    • 新しくなった開発者コンソール
    • AWS CLIとAWS Cloud9で上級者開発
    • インテント履歴が見れるようになった
    • 新しい15種類のビルトイン・スロット
    • カスタムスロットに登録できる同義語(Synonyms)
  • アクセス権限
    • デバイスアドレス
      • Alexa端末の住所を取得が可能
    • リスト
    • プッシュ通知(デベロッパープレビュー)
  • ダイアログモデル
  • 高品質な音声会話の提供(SSML)
  • breakタグ、phoneme、say-asタグ、audioタグ/効果音
  • キッズ向けのスキルが作れるように。
  • スキル公開でAWSプロモーションクレジットがもらえる
  • Amazon Pay for alexa
    • 決済手段の構築が北米で進んでいる!
所感

知っている内容もあったけど知らない内容もあった。(ぉ
結果的に技術知識が向上したのでよかった。
作りかけのAlexaスキルさっさと作ろう。
スキルを公開するとTシャツがもらえるキャンペーン面白いな。

14:00-14:40 Dive Deep Alexa Voice Service

Cloud上に存在するAlexaが進化し続けることができる。これが評価を得ている。
ありとあらゆる製品にAlexaを導入し、Alexaと対話できるような環境を目指している。

  • 全体アーキテクチャ
  • ハードウェアアーキテクチャ
    • インターラクションモデル Close to Talk, Near-Field, Far-Field
    • Audio algorithms(音響エコー), マイクロフォンの数、マイクロフォンの配置の仕方
    • AVS 開発キット
  • ソフトウェアアーキテクチャ
    • AVSデバイスSDKアーキテクチャ
  • プロトタイプから商用デバイス開発まで
所感

面白いなぁ。Raspberry Piで遊ぶか!

15:00-15:40 クラウド設計・運用のベストプラクティス集 “AWS Well-Architected Framework” を 100% 活用する方法

所感

立ち見だったからあまりメモ取れてない。
Well-Architectedの資料は日本語でも公開されているので、
読んでおくこと必須。→ 流し読み終わり
実際に運用するとなると、システム開発のフェーズ毎に
Well-Architectedを当てはめられるか確認していくことになると思うけど、
大きな企業の情報システム部なら既に似たような様式があると思うので、
Well-Architectedを活用して既存様式のアップデート検討もアリかな。
小さい会社でのクラウドネイティブ開発とかならすぐに適用してもよいと思う。
まぁ、全てを当てはめられるかは要相談。必ずしも当てはめる必要はないよね。

16:00-16:40 エッジデバイス上での機械学習の活用 〜エッジコンピューティングを支える AWS の機械学習ソリューション〜

  • エッジコンピューティングとは
    • Cloudと異なる場所でコンピューティングリソースと意思決定機能を備える能力
  • 活用シーンは?
    • 自動運転、スマート農業、予兆保全などなど

エッジ側からトレーニングデータを送付、クラウドで学習して返却。
低レイテンシ、通信データの削減、オフライン動作などエッジ側のメリットはある。
しかしながら・・・

  • デバイスのライフサイクルが長い場合、エッジデバイスが古くなり、HW/SW(OS)の更新を行うことが難しいケースがある。
  • 実施のハードウェアのスペックが低い場合もある。なのでクラウド連携した拡張があると良い。
  • エッジで完結させちゃうと推論結果の正しさを評価する仕組みがないよねー。
  • モデルは定期的に更新が入るので、エッジデバイス側に効率よく配信する仕組みが必要。
  • エッジ場での機械学習の活用進んでいる
  • 役割分担が重要
所感

やってみるしかない。
SageMaker使いたいなぁ。無料枠あるのかな。

17:00-17:40 AWS IoT の賢い利用の仕方とプログラミングの勘所

  • MQTTプログラミング
    • Pub/Sub, Broker
      • MQTTの場合はBrokerがいて仲介者がかならずはいる。なので、PubからBrokerが必ず受け取って、Subに送る。これがhttpとの大きな違い。Subscribeは常時接続。ニアリアルタイムの通信ができるので、早い。IoTに向いている。
    • QoS
      • IoT Coreで利用可能なQoSは"0"と"1"。QoS=2は利用できない。サンプルアプリもあるので、初期導入や動作確認で参考になる。MQTTをport443で利用できるようになった
  • IoT Core
    • shadow操作の基本
    • thing名の取得方法
    • shadowの状態に併せてルールを実行する方法

などなど、そのほかにも便利な組み込み関数が色々

  • まとめ
    • MQTT通信方式を理解し、設計・初期実装の時間を短縮
    • Iot Core, IoT Device Managementの機能を有効利用することで無駄な開発を避ける
    • 効率的なデータ配信にはtopicも重要
所感

上級者向けだった。むずたん。

18:00-18:40 AWS で実現する IoT 入門

予知保全、ウェルネスの健康ソリューション、遠隔地からの患者のモニタリングなど

  • AWS IoT Core
    • デバイスシャドウ
  • AWS Greengrass(Edge Computing)
  • Amazon FreeRTOS
  • AWS IoT Device Management
  • AWS IoT Device Defender
  • AWS IoT Analytics
  • AWS IoT 1-Click

IoTデータのノイズ、ギャップのフィルタリング、処理、変換を実施

所感

すげーよく分かった。入門編だしね。ありがとうセッション。

19:00-19:40 【AWS Tech 再演】Amazon Aurora Under the Hood

  • キャッシュレイヤの分離
  • Aurora エンドポイント
  • Aurora ストレージ
  • セキュリティ
  • under the Hood
    • ストレージ
    • レプリケーション
    • IO traffic in Aurora
    • コストを抑えるための工夫
所感

去年受けたAurora Deep Diveと被っている箇所が多数。
しかしながら相変わらず上級者向けセッションなので必死についていく。
理解した気になった(ぉぃ

全体所感

1日中AWSの技術に浸かることができる至福の一日だった!
基本的に飛天の間のセッションを聞いていたので、パミールにあるEXPOブースとの往復がまさに地獄でした・・。
セッション間の休憩時間が15分しかないので、

  1. 3分でEXPOブースに到着w
  2. 5分間でEXPOブースや認定者ラウンジに行くww
  3. 3分で飛天の間に戻るw

というコミケ(?)のような所業。つらいので飛天の間に引きこもりがちにw
しかも初日は人の多さが半端なく、人酔いするほど!
人が多いせいか、セッションの時間進行もギリギリ。
基調講演ですら5分以上オーバーしてた。
そういえば今年はバンドのオープニングはなかったw

お昼ごはんは去年と同じカツサンド!おいしく頂きました!

参加した皆さん、お疲れ様でした!
Day 2 レポートに続きます!

以上です!