本エントリーは下記バージョンで動作確認しています。
Java | 1.8.0_112 |
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IntelliJ IDEA | Ultimate 2017.1.3 |
Postfix Code Completion(以下PCC)、皆さん使っていますか?
IntelliJ IDEA 13.1のPostfixコード補完 | Post Blog
Postfix Code Completionは追記方式による補完と
カーソル移動軽減による生産性向上のための機能です。
IDEによくあるスニペット機能とは違って、
自分自身でアセットを追加することはできませんが、
標準で便利なアセットが揃っているので充分活用できると思います。
何よりPCC後のカーソル位置の自動移動が便利!
IntelliJ IDEAのPCCは、補完候補として出てくるので、
PCCの内容を全て記述する必要がないのがポイントです!
例:".el"と入力するだけで"else"のPCCを補完できる
ですので、使ってみると分かるのですが、
実際はPCCの文言を全て入れる必要がないので
よりスピード感を持ってコーディングできます!
個人的によく使うPCCをピックアップしていきます。
記述量が減るタイプ
.var
個人的に一番使っているのがこちら。
記述量が大幅に短縮できると思います。
下記のように入力したら・・・
こうなる!インスタンス名の候補まで挙げてくれる!
.nn
最近はNULLチェックなんか書きたくないとひしひしと思っていますが、
そうはいきません。PCCでサクッと書きましょう。
Not Nullは下記のように入力したら・・・
こうなる!
.null
もちろんNullだって・・・
こうなる!便利ですね!
.for(拡張for文)
個人的には最近はstream APIの利用が多くなってきているので
拡張for文を利用する機会自体が少なくなってきていますが、
PCCを利用することで記述量を大幅に減らすことができます。
こうやってforを入力すると・・・
こうなる!早い!
.fori(index型for文)
index型のfor文だとより出番が少ないと思いますが、
こちらのほうが記述量が多いので、PCCの効果がより発揮できます!
これが・・
こうなる!覚えれば楽!
.if(boolean型用)
boolean型の真偽値判定もよく使うと思います。
boolean型(ラッパクラスでも可)に.ifと入力するだけで・・
こうなる!
.else(boolean型用)
elseを使えば真偽値の判定に
わざわざアスタリスクを追記する必要もないです。
こうすれば・・
こうなる!
PCCの一覧は設定から確認できます。
「Preferences」の
「Editor」→「General」→「Postfix Completion」から参照できます。
他のPCCに興味がある方は、参照してみてください。
Scala, Javascript, KotlinのPCCもあるよ。
ScalaとKotlinはもっと使っていきたい言語なので、
PCCも活用できればと思います!
Scala
JavaScript
Kotlin
以上です!