My Recent Favorite AWS Topics : "Stable Diffusion 3.5 LargeがAmazon Bedrockで利用可能に" など

AWS APNが主催するre:Invent 2024 LT大会に参加しましたが、仕事に忙殺されそうになっています。この投稿では、気になるAWSのアップデートや記事を厳選してお届けします。

Stable Diffusion 3.5 Large (SD3.5 Large)がAmazon Bedrockで利用可能になったこと、AWS SDK Java 2.xに新たにSQSやKinesisに関連する機能が実装されたこと、などをピックアップしています。

収集期間:2024/12/9 ~ 2024/12/21

AWS What's New

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  • Amazon MQがAWS PrivateLink(インターフェースVPCエンドポイント)をサポートするようになりました。これにより、インターネットを経由せずに、仮想プライベートクラウド(VPC)内から直接Amazon MQ APIに接続できるようになりました。
  • AWS PrivateLinkを使用すると、VPCとAmazon MQ API間の通信がAWSネットワーク内で完全に行われ、データのセキュリティが最適化されます。VPC内のインスタンスはパブリックIPアドレスを必要とせず、Amazon MQ APIと通信できます。

Kinesis Producer Library now supports the AWS SDK for Java 2.x

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  • Kinesis Producer Library (KPL)の新バージョン1.0をリリースしました。この新版は、AWS SDK for Java 2.xをサポートし、パフォーマンスとセキュリティ機能が向上しています。これにより、AWS SDK for Java 1.xへの依存を完全に取り除くことができます。
  • ユーザーは、コアのデータ処理ロジックを変更することなく、以前のKPLバージョンからKPL 1.0にアップグレードできます。
  • KPL 1.0は、すべてのAWSリージョンのAmazon Kinesis Data Streamsで利用可能です。

Introducing Stable Diffusion 3.5 Large in Amazon Bedrock

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  • Stability AIのStable Diffusion 3.5 Large (SD3.5 Large)がAmazon Bedrockで利用可能になりました。
  • SD3.5 Largeは81億のパラメータを持つ高度なテキストから画像生成モデルで、Amazon SageMaker HyperPodで訓練されました。
  • このモデルは、高品質な1メガピクセルの画像を生成し、多様なスタイルの画像作成に優れています。
  • 主な特徴には、優れたフォトリアリズム、複雑なシーンでの複数の被写体の扱い、人体解剖学の改善された描写が含まれます。
  • 現在、米国西部(オレゴン)のAWSリージョンで利用可能です。

Amazon EKS expands catalog of upgrade insight checks

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  • Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)は、アップグレードインサイト機能を強化しました。この機能は、クラスターのKubernetesバージョンアップグレードに影響を与える可能性のある設定問題を特定します。
  • EKSアップグレードインサイトは以下の項目をスキャンし、警告を発します:
    • クラスターの健全性
    • kubelet、kube-proxy、EKSアドオンなどのKubernetesとEKSコンポーネント間のバージョン互換性の問題
  • EKSは定期的にインサイトチェックのリストを更新し、Kubernetesプロジェクトの変更やEKSサービスの新バージョンに伴う変更を評価します。この機能は問題を特定し、改善策を提案することで、新しいKubernetesバージョンへのアップグレードのテストと検証プロセスを加速します。

AWS Blog

Migrating Oracle Databases from Exadata to Amazon RDS for Oracle: Addressing Performance Considerations | AWS Database Blog

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  • ExadataからAmazon RDS for Oracleへの移行時のパフォーマンスに関する考慮事項について包括的なガイドを提供しています。主なポイントは以下の通りです:
    • Exadataワークロードの特性を分析する方法を説明しています。Smart IOの使用状況の確認、データベースレベルのI/Oパターンの調査、Exadata固有の機能を利用しているSQLの特定などが含まれます。
    • AWRレポートやV$ビューを使用して、Smart Scanなどの機能の使用状況を分析する具体的な手順を示しています。
    • RDS for Oracleで利用可能な代替手段について説明しています。パーティショニング、インデックス作成、マテリアライズドビュー、クエリリライト、Database In-Memoryなどの機能が挙げられています。
  • 移行戦略を効果的に計画し、パフォーマンスの低下を最小限に抑え、AWSでのデータベースパフォーマンスを向上させるための最適化テクニックを提案しています。

Introducing Automatic Request Batching for Amazon SQS in the AWS Java SDK 2.x | AWS Developer Tools Blog

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  • Amazon Simple Queue Service (SQS)のAWS SDK for Java 2.xに導入された自動リクエストバッチング APIについて説明しています。主なポイントは以下の通りです:
    • この機能により、最大10件のリクエストをクライアント側でバッチ処理してからSQSに送信できるようになり、パフォーマンスとコストが最適化されます。
    • メッセージのポーリングもサポートし、個別のリクエスト数を減らしてスループットを向上させつつコストを削減します。
    • 使用方法として、バッチマネージャーの作成、メッセージの送信・削除・可視性の変更、メッセージの受信などの基本的な操作が説明されています。

Add a generative AI experience to your website or web application with Amazon Q embedded | AWS Machine Learning Blog

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  • Amazon Q Businessという生成AIアシスタントをウェブサイトやウェブアプリケーションに組み込む方法について説明しています。主なポイントは以下の通りです:
    • 前提条件(アプリケーションの作成、権限設定、ユーザーアクセス)
    • ドメインのアローリスト登録方法
    • ユーザーエクスペリエンスのカスタマイズ
    • 組み込み方法:
      • HTMLのiframeを使用
      • Reactコンポーネントを使用
      • コンテンツ管理システム(WordPress, Drupal)を使用

Youtube AWS Events Channel

AWS re:Invent 2024 - Dive into the depths of routing on AWS (NET318)

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  • このセッションでは、AWSのルーティングに関する深い洞察が提供されました。主なポイントは以下の通りです:
    • ルーティングの基本:ルートは目的地とそこへの到達方法で構成されます。AWSでは、静的ルート、伝播ルート、動的ルート(BGP)の3種類があります。
    • VPCルーティング:VPC内のルーティングでは、サブネットごとにルートテーブルを設定できます。インターネットゲートウェイ、NATゲートウェイ、トランジットゲートウェイなどを使用して、複雑なルーティングシナリオを実現できます。
    • マルチリージョン接続:Transit GatewayやCloud WANを使用して、複数のリージョンにまたがるVPC間の接続を実現できます。Cloud WANは最大5,000ルートの動的ルーティングをサポートし、Transit Gatewayの200ルート制限を大幅に上回ります。
    • ハイブリッド接続:Direct Connectを使用してオンプレミス環境とAWS間を接続できます。冗長性を確保するために、複数のDirect Connect接続と場所を使用することが推奨されます。
    • トラフィックエンジニアリング:AS pathプリペンディングやローカルプリファレンスなどのBGP属性を使用して、AWS-オンプレミス間のトラフィックフローを制御できます。
    • セキュリティ:インラインファイアウォールを挿入して、VPC間やリージョン間のトラフィックを検査できます。Cloud WANのサービス挿入機能を使用すると、より柔軟にファイアウォールを配置できます。
    • スケーラビリティ:Cloud WANを使用することで、複数のリージョンにまたがる数百のVPCを容易に接続できます。
    • パフォーマンス:BFD(Bidirectional Forwarding Detection)を使用することで、Direct Connect接続の障害検出時間を90秒から1秒未満に短縮できます。
  • 22のPro Tipsが共有され、実際のシナリオに基づいた具体的なルーティング設定例が多数提示されました。これらの知識は、AWSネットワークの設計と運用を最適化するのに役立ちます。